原点を振り返る21

こんにちは!ジーンズソムリエ&Brand directorの雑賀です。

前回のあらすじ

入社4年目で結婚・出産、専門職では異例でした。まだ中堅までもいかない未熟な時期育児休暇をとって、【時短】と【いつ休むかわからない】というハンディを持っての職場復帰は、想像以上に過酷でした。今思えば、辞めずに良く復帰したな~と・・・(笑) 怖い物知らずもいいところです。
仕事の内容やポジションは変わってしまいましたが、会社を辞めようとまでは思えなかった。でも、『子供を保育園に預けてまで続ける仕事なのか?』と自問自答する様になり、どんどん追い詰められて、どうしようもなくなった時に部署異動。その部署で出会った上司に救われ、自分の納得出来る仕事をさせて貰える様になりました。

 

今、当時を振り返ると、子供が小さい時は、無理せず家族と自分に少しでも負担を減らす選択をするのもありだと思います。そう、人生は長い!!

 

先日、映画【マイ・インターン】を観た時、自分の過去と重ね合わせて観てしまい、号泣通り越して嗚咽しました(笑)

先日、師匠 藤村先生の出版記念パーティで、あの素敵な芸能人<Keisuke okunoya>短パン社長が、感動したお勧めの映画をご紹介して下さった中の1つに、【マイ・インターン】がありました。だから面白い事間違いなし!ポイントも分かり易く説明して頂きました。
映画は、アパレルネットショップを立ち上げて、会社は急速に成長し、CEOを迎えた方がいいのか?という所から始まります。ロバート・デニーロ演ずるベンがFacebookに登録したり、Macと奮闘したりするお茶目なシーンもありながら、アン・ハサウェイ演ずるジュールズが困難に立ち向かい、諦めずにやり遂げていく姿をみて、多くの人から共感を得た映画です。

 

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前、その嗚咽ポイントが意味不明だと、お友達のヒラメキングが拾ってくれました。そのBlogはこちら↓↓↓

 

ヒラメキングのナイスなBlog

 

仕事に追われ、会社がどれだけ大きくなろうとも、妥協したり諦めたりせず、自分のスタイルでやり抜こう!って所にも共感しましたが、、、。私が最も心痛かったのは、仕事に追われて夫とのすれ違いや、子供とのコミュニケーションが少なくなったり、スケジュールを把握出来なかったりするシーン。それに、異常に母親に気を遣うシーン、極め付けは同僚とテキーラを飲みに行ってべろべろに酔っぱらうシーン・・・と身に覚えのあるシーンが多すぎて気絶しそうでした。

 

子供が小さい頃は会社と家の往復で、特に人の何かについてお話したりする機会もないし、お酒を飲む事もありません。だから、たまに得意先様や上司や同僚と飲みに行くと、ついつい飲み過ぎてしまいました。そして、数々の武勇伝を残してしまいました(;^ω^)

ここに書いたらドン引きされてしまいそうなので割愛させて頂きます~(笑)

 

 

女性が家庭を持って、自分がやりたい仕事を妥協せずにやり遂げようとすると、どうしても家庭での時間が少なくなってしまいます。

でも『一緒にいる時間』とか、そういう物理的な事以上に、一緒にいなくても『どれだけ気にかけているか?』の方が大切だという事に気付きました。

せっかく子供といる時間が多いのに、ママ友とのお話に夢中で全く子供を見ていなかったり、他人の目ばかり気にして子供の意見を無視して自己要求のまま操る…等、一緒にいても気にかけてくれない、こっちを向いてくれない事も、深い孤独感を味わう要因です。

この孤独感だけは味わせまいと、今でも『いつもいつも大切に思っているんだよ!』という愛情表現だけは、毎日欠かさずしています。子供が大きくなっても必要だと思うので、ウザがられても続けます(笑)

 

 

【理想の母親像】とは?

私の母は、ほぼ社会経験がない専業主婦でした。母はいわゆる『世間知らず』で、あまり話が通じませんでした。井戸端会議が大好きな『ザ・大阪のおばちゃん』です。

私が14歳の時、最愛の父が他界しました。
がんでした。

父がいない生活、母が一家の柱になる家庭…。想像がつきませんでした。
幼いながら、社会性のない母を不安に思っていたので、父がいなくなって世間の冷たい風に触れて、途方に暮れ、一家心中とか考えたらどうしよう~っと1人で妄想してました。

しかし、意外にも母は強く、葬儀が終わるとすぐに父の会社で働き始めました。

そして、今まで家では文句か悪口しか言わなかったのに、時事ネタや前向きな話題をするようになりました。この急激な変化にビックリしました。

「女性は仕事はせず、いい人と早く結婚したらいい。」

が口癖の母が、

「これからは女性も働かないとね。資格取って結婚しても働けるようにしたら?」

な~んて真逆な発言をする様になりました。

 

私も、母を見ていたせいか、結婚しても社会と接点を持って、子供にいい影響を与えられる母親になりたい!と強く思う様になりました。これこそが、理想の母親像です!

 

私がずっと仕事を続けるのは、この母の変化の影響も大きいと思います。

そうして振り返ると、忘れていた大切な事を思い出す事が出来ました。

 

これこそが、原点かもしれません。