今冬も、残念ながらマスクは手放せない。
今では、通勤・通学等の外出時も、オフィスや学校等の室内でも、マスク着用は義務づけされているので、ほぼ毎日使うコアなアイテムになっています。
ちょうど昨年の今頃、武漢でコロナウィルスが発生したと報道されました。その頃の日本は、インバウンド客が多く、オリンピック開催に向けて着々と準備していましたので、コロナウィルスが感染拡大する事はすぐに予測出来ました。
肌が弱く、不織布マスクが苦手な私は『着け心地のいいマスクを開発しよう!』と思い、クライアント様の16.5マイクロンの最高級ウールのスムース生地を使って、早速、サンプリングを始めました。
ウールは、天然素材ならではの放湿性が、程よく湿気を維持しながら、余分な湿気だけを逃がしてくれることと、天然の防臭機能があるので、長時間着けても臭わないという最高の機能性があり、マスクに最適だという事が判明しました。又、紫外線も98%以上カット(色によって異なる)事も検査結果にて証明されました。
幾度もサンプリングしては試着実験後、修正。それをひたすら繰り返し、段々と顔に優しくフィットするラインが出来上がってきましたが、どうしてもマスクの上端の鼻の横に出来る隙間から空気が侵入するのが気になっていました。
『この隙間を何とか防げないかな…?』
ジャージ工場で、無理なく簡単に縫製出来るテクニックで、出来ればそれが必要な時と、そうでない時で使い分けれたらいいなぁ・・・と、頭の中で妄想を繰り返していました。
そもそも私は、ちょっとしたアイデアが大好きなんです。いつもアイデア商品を見ては『凄い!こう来たかー!』と関心したり、『何でこれが思い付かなかったんだろう…』と謎の猛省をしたりしています(笑)
なので、大それた事ではなく、ちょっとした❝ヒラメキ❞で生み出したい!と思いました。
そして、東京から帰神する飛行機内で奇跡は起きました!!(笑)
座席の上のエアコンから、冷たい風が顔に吹き付けられて、マスクと鼻の隙間から大量に外気が侵入してくるので、鼻の凹凸に沿って生地が張り付けば、その隙間は塞ぐ事が出来る…。
『・・・・・!!』
その時、上端部分に【弁機能】のある仕様が頭にふと浮かび、すぐにメモを取りました。そして、サイズ感や工程までザーーーーっとイメージをして、『これはイケる!形になる!!』と確信しました。
そこで、もう一つ過去の苦い経験から、『これは知的財産として守っていこう。』と…。
早速、弁理士に相談し、早期審査で出願し、めでたく意匠権を取得する事が出来ました。
【登記番号 第1667986号】
今年2月より、商品化され、多くの方々に御愛用頂いております。
そして、10月末より、第4弾【耳カバー付きデニムマスク】がMakuakeにて絶賛クラファン中です!
https://www.makuake.com/project/toyoshima-boseki2/
表側は、デニムの産地である岡山県井原市の高級デニム使用。長時間着けても湿気でクタっと型崩れしません。
裏側は、紡績の老舗である豊島紡績㈱様の16.5マイクロンの超細番手の最高級ウールジャージ。肌触りも最高に優しく、着け心地抜群! 放湿・防臭・放熱・蓄熱・UVカット…と天然素材ならではの機能性を持っています。
そして、更にサイドの切り替え部分にポケットがあり、そこから耳当てカバーが出てきます!
通勤・通学・自転車運転・スポーツ観戦・スケート…等、外出時は耳当てカバーを着けて、顔から耳までを完全にホールドしてくれます。又、室内では、耳カバーを折りたたんで、オシャレデニムマスクとして、そのままお使い頂けます。