こんにちは!ジーンズソムリエの雑賀です。
早速ですが、【侘び寂び】ってどういう意味かご存知ですか?
【侘び寂び】とググッてみると
わび・さび(侘・寂)は、日本の美意識の1つ。一般的に、質素で静かなものを指す。本来侘(わび)と寂(さび)は別の概念であるが、現代ではひとまとめにされて語られることが多い。
とありました。
昨日、〈 第2回 内藤正風流家元にお花と人生を教わる会 〉を受講させて頂きました♡
内藤正風家元のBlogはこちら
テーマは【侘び寂びの世界】
忙しい日々の中でも、家にお花が飾られていると、とても癒やされ、気持ちが安らぎます。
家元とは「マックスBlog塾」というBlogを学ぶ塾の第1期生として有難くもご縁を頂きました。
人のご縁というのは、偶然ではなく必然。
私は、その時そのタイミングで出逢うというのは、必ず意味があると思っています。
家元のお人柄に魅かれ、苦手だと思い込んでた生け花に再チャレンジしてみたくなりました。
そして、何度か家元に御指導頂いて、今ではお花を生けるのが楽しくなりました。又、生けたお花に毎朝お水をあげたり、時々眺めたりして、今までにない心の安らぎを得ました。
今回のテーマ【侘び寂び】は引き算の美。これは日本らしい発想で、よく「出汁を引く」といいますが、余計な物を省き、必要な物だけを引き出します。
今回は、桜をメインに薔薇や百合を合わせました。
侘び寂びの世界、桜の枝のどの部分を引き出すか?
いよいよ始まりました!今回は人数が多いので2部制。何と⁈同じくBlog塾第1期生のヒラメキングとのぼっちも参加!ヒロピと3人は2部で受講。
私は1部で、お友達の絵理さんと希世子さんと3人で受講しました。
まずは桜のどの部分を使うかを選びます。普通はお花が沢山付いてる枝や、真っ直ぐで生けやすい枝を選びますが、侘び寂びは違います!
敢えて、いびつな形をした生けにくそうな枝を選ぶんです。
家元は「人間も一緒。優等生は優秀だけど面白くないでしょ。やんちゃだけど絵描かせたらむちゃくちゃ上手いとか、そういう人は独特の味がある。」と、いつも短く切ってしまうような枝を選びました。
そんな発想、メチャ斬新だと思いませんか?
生け花という伝統文化の中で、花に優劣をつけるのではなく、その花の持つ「個を生かす」という思考が根付いているなんて、夢にも思いませんでした。
だから家元は、いつも何に対しても肯定的で強要しないし主張もしない、凛とした振る舞いをされているんだな〜と思いました。
伝統文化は、技法だけでなく、日本人の奥ゆかしい侘び寂びの精神も受け継がれているんですね。
これは、服飾デザインにも通じる所はあります。ファッションデザインは、素材の持ち味をいかす事です。素材の持つ特性や風合いを理解し、そこが引き立つ様なディテールを上手く取り入れるのが腕の見せ所。
でも、1番大切なのは「遊び心」。生け花もファッションも基礎はありますが、柔軟に楽しんでする事が何より大切!
って事で、侘び寂びの世界を思う存分楽しみました。そして、完成。
なかなかいいでしょ⁈この桜の枝の「個」素晴らしいですよね(^_^)