情報を楽しく伝える事で「価値」が生まれる。

発表は「伝える」のか「述べる」のか?

最近、何かと発表したり、プレゼンしたりする機会が多くなりました。

きっと、いい歳超えてますし、そこそこ経験も積ませて頂いたので、そろそろアウトプットしていく時期がきたんだな~と思います。

でも、元々私は専門職でBtoBがメインですので、トレンド情報やMAPの説明くらいしか経験がなく、しかも同じ業界内での会話なので、バリバリの専門用語続出!!
たとえ、相手が言葉の意味がわからなくても、それは自己責任。
わからなければ、自分で調べればいいという世界です。だから「伝えよう」というより「これだけ私は知っている!」という傲慢さというか、威嚇のような資料ばかり作って、ただ述べていました

 

一昨年から、恩師の菅原教授のご指導のもと、「日本感性工学学会」に実務者として、有り難くも発表の場を頂き、今までの経験をやや学術的に発表させて頂いております。

ここでは、国立大学の現役バリバリの教授や多方面でご活躍されている学者が、今までの研究結果を報告されます。

研究という果てしなく未知数な事をまとめるって並大抵の事ではありません。
又、その研究内容に至ったプロセスや、結果をどう実務に落とし込むのか?その結果を通して何が改善されるのか?を、他分野の方々にどう伝えるか・・・という所まで落とし込んで、現場に反映されなければ、水の泡になってしまいます。

 

この発表は、

  • 何故その研究をしたのか?
  • 誰に何を伝えたいのか?
  • この結果を踏まえて何をしたいか?

まで明確に伝える事で、その研究成果の存在価値が生まれます。
ただ述べているだけでは、何の意味もありません。ただの自己満足と傲慢さしか残らないでしょう。

 

私はちょうど8か月前からBtoC を始めて、ようやく自分のブランド価値や商品の魅力を発信する重要性に気付きました。それまでは、資料の完成度や分析内容しか意識していませんでしたが、『自分の思考や商品に共感して貰うには、どう伝えたらいいのか?』と考えるようになりました。

そして、藤村先生の著書【安売りするな!価値を売れ!】に共鳴し、何度も熟読しました。まだまだ至らない私ですが、とても伝わってくる文章と内容ですので、読めば読むほど納得させられます。

 

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昨年10月、「エクスペリエンス・マーケティング塾」の第69期生として学ばせて頂きました。

 

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「経験」を生かして思いをいかに楽しく伝えるか?

私は、おそらくこれまでは、経験してきた事とその成果を述べているだけでした。
「思い」ももちろんあるのですが、正直、そこまで落とし込めていなかったと思います。

藤村先生のお言葉で

お客様はあなたの商品が欲しいのではない。

○○したいのだ。

それによって、□□な体験や△△な生活を手に入れたいのだ。

というフレーズがあります。

この言葉は、私が今までで一番心に響いた言葉です。
商品ではなく、それによってどうなれるのかを伝える事が大切なんですね。
それを意識すると、とても楽しく伝えられると思います。
その商品を通して想像を膨らませたり、疑似体験出来る位伝われば大成功です!

 

発表にも通づる所があります。

どの分野の方にも『なるほど!』と共感して頂き、その業界合わせて転換して頂ける位「伝わる」内容を目指したいと思います。

「述べる」ではなく「伝える」でいきます!!! アッパレ!