OEM90%ブランドの物作り
こんにちは!ジーンズソムリエ&Brand directorの雑賀です。
アパレル業界でのOEMは、大体、希望納期の2ヵ月前から仕掛ります。
- 8W前 商社やメーカーが自社背景の生地・サンプルをアパレル企画に提案。
- 7W前 それを基にデザインを決定し、サンプル依頼する。
- 6W前 サンプルUP/コスト提示
- 5W前 発注
- 4W前 生地UP
- 2W前 縫製UP/納前サンプルチェック
- 1W前 検品/通関
- 0W 第三者検品/納品
恐るべし!20歳バイヤー
EMP急成長で日々の業務に明け暮れてましたが、ようやくチーム結成し、分業を試みる事を決意しました。
それは、OEM先がとてつもなく力を付けて、企画まで手を伸ばしてきた事に危機感を覚えたからです。
『企画だけは自社でやる!』
バイヤー達とのミーティングを週次業務にし、お互いの商談の進捗を報告する様にしました。
その時に半年毎に分けて、テーマ設定に基づいて、自分はどんなデザインを展開したいか、プレゼンして貰う様にしました。
しっかり企画する意志を持って欲しいのと、まず自分で考える癖をつけて欲しいと考えたからです。
すると、バイヤー達は一生懸命写真や雑誌の切り抜きを持って来て、面白いプレゼンしてくれました。こうして、目線を合わせて色々意見交換する企画も楽しいし、ある意味、消費者目線とも取れるので、とても企画が強くなってきました。
そして、そこで決定した企画の方向性やテーマの詳細を、各自メーカーに伝えて、それからメーカーに提案して貰う様にしました。
すると、私達の企画に、更にメーカーの企画が入る事で、様々な視点・アイデアが加わり、より強くなりました。
これが、アパレルなのにOEM90%ブランドが出来る最強の企画!
OEM先に0から提案されるのではなく、あくまでブランドの意志に沿って提案して貰い、より多くの視点・アイデアを盛り込む事で、人数の少ない企画チームを強化出来る流れです。
それに、専門知識のないバイヤーも、作りたい服を明確にイメージして伝える事でメーカーとの商談でも企画の意図をしっかり伝える様になりました。
それにしても、20歳のバイヤー・O子はメチャメチャ面白かったです(笑)
熊本出身のとても純粋で可愛い女の子なんですが…(;^ω^)
<O子>「雑賀さ~ん、専務と常務、どっちが偉いんですか?」
<私> 「なんで?」
<O子>「だって雑賀さん、偉い人から順に宛名を書くって教えてくれたじゃないッスか?」
<私> 「…。お父ちゃんに聞いて!」
なんて珍会話は日常茶飯事!
FAXの宛名は『○○部長さんへ』『O子より』
と記入されてます…(笑)
まあ、若さと愛嬌で許されていました(;^ω^)
物凄いプレッシャーで全然笑う事が出来ず、超~怖いキャラだった私も彼女のおかげで、しょっちゅう大爆笑する様になりました!有り難い♡
私のその様子を見て、諸先輩方に
「珍獣使い」
と命名されました(笑)
ジーンズソムリエProduse 美脚にこだわった機能性ジーンズブランド Luccvar